兵庫県加古川市/教信寺
教信寺は西国街道沿いにある天台宗のお寺です。野口神社や横蔵寺にも近いので、併せて行くのがいいでしょう。
西国街道の新しく見える道標
昔の道標は、字が見えないぐらいに風化?しています。新しいのははっきり見えて、私は結構好きです。
山門
お寺の正門です。昔はなぜかお寺は山にあるものだったらしく、今でも「山門」と呼ばれています。現在は、平野部にあっても「山門」と呼び、多くのお寺は「山号(○○山)」が残っています。教信寺は「念仏山 教信寺」と言います。
手水舎
手や口を洗い清めるところで、作法や洗う順番などのきまりがあります。
鐘楼
いわゆる、鐘つき堂のことです。鐘は戦時中にほとんどが供出され、大半はもどって来ませんでした。寺の鐘まで供出させたため、信心深い人は敗戦を悟ったと言われています。
開山堂
山は寺院のことであるので、寺院を創立した人の像を祀ったお堂のことです。従って、この開山堂には教信上人の像が祀られています。
本堂
ご本尊を祀ったお堂のことです。ここでは、阿弥陀如来様となります。
薬師堂
だいたい見当がつきますが、薬師如来様を祀っています。
法泉院
教信寺の塔頭(たっちゅうと読む)の一つです。塔頭とは、高僧が亡くなったとき、それを偲んで立てた庵や塔などのことです。
山王権現堂
山王権現は、比叡山に関係する神々のことですが、これには、いろいろな説があります。比叡山は何といっても仏教の聖地ですから、神道の神様はちょっと...... 山王権現とは神仏習合によって神道と仏教の統一を目指し、天台宗の鎮守神だったが、神仏分離によって廃止となった神様です。宗教の争いごとは解釈が難しいです。
教信上人御廟所
たいていの人はご存じだと思いますが、廟所は墓所や墓地のことです。教信上人は、遺言によって、獣葬を行いましたが、頭だけは傷つかずに残ったとのことです。その頭を弔ったのが、この廟所と言われています。今でもお参りする人が多いということです。
兵庫県の名産品
私も知ってるぐらいだから、たいていの人は知っているのでしょう。そこら辺の名産品です。