兵庫県神戸市西区/如意寺
如意寺は神戸市西区にあるお寺で、静かで落ち着いた雰囲気です。昔はたまにしか来ない神姫バス櫨谷線?の、何とかいうバス停から歩いていたのですが、今は車の他、神戸地下鉄の西神南駅からルンルンで歩けます。
如意寺は天台宗のお寺で、ご本尊は地蔵菩薩ですが、本堂自体が見当たりません。どうもなくなったらしいのです。残っている建屋のうち、文殊堂、三重塔、常行堂は、なんと国指定の重要文化財に指定されています。
如意寺地図 兵庫県神戸市西区櫨谷町谷口259
西神南駅から如意寺まで1.5kmほどです。車では道が細いところが多いので、ん~どうかな?歩いても大したことはないですから、ピクニック気分で歩いてみましょう。
山門
ちょっと離れていますが山門があります。如意寺はかつて、ここから谷の奥までの広さがあったということです。車は門を迂回して通ります。まっすぐに山門に突っ込んではいけません。ちょっと痛い目に遭うかも知れません。
如意寺の石碑
昔は谷中が如意寺のはずだったのですが、現在はここからの左斜面の一部が如意寺となります。
如意寺の伽藍配置
如意寺は常行堂・三重塔・文殊堂の3つの伽藍からなります。なお、地図で示した場所はかつての如意寺ではありません。多分、急傾斜地か何かだと思います。
如意寺建造物の説明板
常行堂・三重塔・文殊堂の、3つの伽藍の説明書です。読みづらいですが、目を一杯開けば、そこはかとなく文字が見えてきます。老眼の場合は文字が見えなくなることもあります。
文殊堂
知恵を授かる文殊菩薩を祀る建物です。廃炉になった、原子力発電所「もんじゅ」は文殊菩薩に由来しています。wikipediaには「前面が高床式」とありますが、私には懸造に見えますが......?
三重塔
お釈迦様の遺骨を納めた塔のことです。三重塔や五重塔は同様の役割の建物です。別に三重や五重でなくてもいいのですが、外国にはそれなりにいろいろあるようです。
常行堂(阿弥陀堂)
常行堂は修行するためのお堂です。この修行を常行三昧と言います。天台宗の寺院に多いお堂です。阿弥陀堂は阿弥陀如来を本尊とした建物のことです。
翫玉院門
この門より内側は非公開になっています。庭園があるらしいですが入れないんです。誰も見張っていないのでこっそり入れば見つからない、などと考えてはいけません。如来様や菩薩様が見ておられます。但し、仏様は原則として罰を与えるようなことはありません。宗派によって諸説ありますが......
如意寺本堂跡
平らな土地に、礎石が残るだけです。単にそれだけですので、google mapsにも載っていません。